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丸紅ネットワーク、画像認識技術「FORXAI」を用いた人流解析サービスを開始

 丸紅ネットワークソリューションズ株式会社(以下、丸紅ネットワーク)と日本エンタープライズ株式会社は4日、AI画像解析を用いた人流解析サービスを提供開始したと発表した。日本エンタープライズが顧客課題解決のための企画とプロジェクト進行、丸紅ネットワークが混雑状況を可視化する統合システムの提供を担当する。

 新サービスは、コニカミノルタが開発した画像認識技術(FORXAI:属性認識技術)を利用してカメラの映像から施設内の人流を分析し、来場者の属性を検知するもの。服装や持ち物などから全体像を把握し、同一人物であることを識別する一方、個人の特定は行わないため、個人情報に配慮した分析が実現可能という。

 なお、屋外での人流解析は逆光や悪天候時などを考慮する必要があるので、屋内同様の検知率を実現するのは困難であるものの、新サービスでは、FORXAI技術により既存防犯カメラ映像の流用可能にしているのも特長。その映像を解析用サーバーに送信してAIで解析を実施する仕組みにより、初期投資も抑えられるとしている。

 なお第1弾の事例として、栃木県の住宅展示場に先行導入された。この人流解析においても、個人を特定しない属性分析を行い、効果的な展示配置や来場者増加に向けた施策立案に役立てられているとのことだ。