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NECネッツエスアイ、快適・安全なSaaS利用を支援するサービス「Cloudbrink」を販売

 NECネッツエスアイ株式会社は29日、米Cloudbrinkと、日本国内におけるリセラーとしての独占契約を締結したと発表した。これに伴い、同社のSaaS最適化サービス「Cloudbrink」を提供開始する。

 「Cloudbrink」は、独自のアルゴリズムと分散エッジ環境で利用するSaaSへの最適な通信ルートを選択し、安全かつ高品質・高速な通信環境を実現するサービス。同社では、さまざまなクラウドベンダーや電気通信業者とパートナーシップを結び、世界600カ所以上に仮想エッジを立ち上げ、独自のネットワーク網を構築しているが、AIを用いてその中から最適な通信経路を選択し、最寄りのエッジに自動接続することで、通信の最適化を行っている。

 また、独自プロトコルでTCPのUDP化などを行って通信を効率化。さらに、通信をモニタリングし、ネットワーク環境に応じてパケットの複製と再送を実施することで、通信を安定化させているとした。

 なお、クライアント側にソフトウェアをインストールすればすぐに利用が可能なため、導入・拡張時に機器や回線の準備が不用となっており、短期間・低コストで利用開始できる点も特長とのこと。

 NECネッツエスアイでは、「Cloudbrink」を、自社のDX事業ブランド「Symphonict」で提供している各種サービス・ソリューションの高品質化を担うサービスとして位置付け、展開していく考えだ。