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Microsoftが3月の月例パッチ公開、計80件の脆弱性を修正

 日本マイクロソフト株式会社は15日、3月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Office、Visual Studio、SharePoint、Dynamics 365、Azure関連のソフトウェア、Microsoft Malware Protection Engine、OneDriveなど。また、Microsoft Edgeについては、月例の修正パッチとは別のタイミングでアップデートが行われている。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 11/10、Windows Server 2022/2019/2016/2012 R2/2012)およびOffice。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで80件で、うち最大深刻度が“緊急”のものが9件。

 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、「Microsoft Outlookの特権昇格の脆弱性(CVE-2023-23397)」「Windows SmartScreenのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性(CVE-2023-24880)」の2件については、既に悪用が確認されており、マイクロソフトでは更新プログラムの適用を早急に行うよう呼びかけている。