プライム・ストラテジー、「KUSANAGI」有償版でAIを活用したリスク分析機能を提供

　プライム・ストラテジー株式会社は7日、高速CMS実行環境「KUSANAGI」の有償版に、AIを活用したKUSANAGIの統合管理システム「KUSANAGI Cloud」におけるリスク分析機能の一部を搭載し、「KUSANAGI Analyze」として提供を開始した。

　KUSANAGI AnalyzeはKUSANAGIの環境を分析して、 ディスク圧迫、設定ファイルの不備、攻撃の対象になりうるファイルなどを検知、改善のアドバイスを表示する。これによりユーザーは、潜在的な障害やセキュリティのリスクに事前に対応できるようになる。

　KUSANAGI Analyzeは、KUSANAGIの有償版「KUSANAGI Business/Premium Edition」で利用できる。

　プライム・ストラテジーでは、AIを活用したKUSANAGIの統合管理システムのKUSANAGI Cloudを開発し、マネージドサービスを提供しており、その中でも、サーバーやアプリケーションの状況を収集して分析、対応を自動実行することや、エンジニアに提案する「Analyer」は、運用における潜在的なリスクを軽減し、障害の未然防止、運用の工数削減に役立っていると説明。そこで、ユーザーの安全で効率的な運用に役立てられるよう、Analyzerの機能の一部を提供するとしている。

　KUSANAGI Analyzeは、分析結果を指定したディレクトリに書き出すことができる。KUSANAGI Cloudと連携することで、AIのより詳細な解析が可能となるため、プライム・ストラテジーでは、KUSANAGI Cloudを中心としたパートナー協業を加速させ、CMSプラットフォーム統合サービスの拡大を図っていくとしている。