MDIS、スカイアーチネットワークスとの共同出資でクラウド事業の専門技術者集団となる新会社「クラウドセントリック」を設立

　三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社（以下、MDIS）は2日、株式会社スカイアーチネットワークスとの共同出資により、クラウド技術者集団としてMDISのクラウドインテグレーション事業の拡大を担う新会社、クラウドセントリック株式会社を設立することで合意したと発表した。

　新会社は、MDISのクラウド関連事業やプロジェクトへの対応力強化に資する専門技術者集団として、MDISに技術を提供する。

　これに向けて新会社では、特に「探求心と向学心に富んだ人材の採用」「社員の成長のための組織風土・社内制度・教育育成・運営スタイルの確立、およびMDISの顧客へのコンサルティングや大規模プロジェクト参画を通じて専門性を高められる環境の整備」「スキルアップした技術をすぐに実践で発揮できる事業運営」の各施策を展開すると説明。これらの施策を通じて、新会社は2023年度から5年間でエンジニア120人の採用・育成を目指す。

　MDISは、企業のDXへの取り組み強化を背景に、ITシステムのクラウドシフトが加速しており、MDISも積極的に対応を進めているが、さらに新会社のクラウドに特化した技術者を活用し、迅速かつ的確にビジネスへのクラウド適用の柔軟なアイデアやノウハウを顧客に提供すると説明。加えて、MDIS自身のクラウドに関する実践的設計・開発能力の強化を図るとともに、三菱電機の「循環型 デジタル・エンジニアリング企業」への変革に貢献していくとしている。

　スカイアーチネットワークスは、グループの強みであるクラウドインテグレーション力と、技術者人材市場との幅広いネットワークを活用し、新会社による優秀な人材の採用と教育活動に協力するとともに、先進のクラウドインテグレーターの会社運営ノウハウを新会社に提供するとしている。