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日立ソリューションズ、情報ガバナンスを強化するECM「Alfresco Cloud」を国内販売

 株式会社日立ソリューションズは2日、ハイランド・ジャパン合同会社と、欧米の法規制などへの対応を支援し、情報ガバナンスを強化するクラウド型ECM(Enterprise Contents Management)プラットフォーム「Alfresco Cloud」の国内初となる販売代理店契約を締結したと発表した。Alfresco Cloudは、3月3日に提供開始する。また、同パッケージ製品である「Alfresco Digital Business Platform」も提供開始する。価格は個別見積もり。

 Alfresco CloudとAlfresco Digital Business Platformは、オープンソースベースで拡張性と柔軟性を備え、業務で用いられるSAPやSalesforce、Microsoft 365、Boxなどのさまざまなクラウドサービスと連携して、作成されたコンテンツを一元管理し、ビジネスプロセスも統合的に管理できる製品。APIや開発フレームワークが提供されており、自社の業務に合わせてカスタマイズを容易に行える。

 また、編集や廃棄といった履歴情報を、米国のデジタル記録の管理標準DoD5015.02など、欧米のデータ保護に関する法規制への対応に適した形で自動で記録管理し、情報ガバナンスの順守をユーザーの負担なしに実現する。

 例えば、SalesforceやSAPに登録されているドキュメントのバージョンや編集、廃棄といった履歴情報を把握できないことが課題となっている場合、Alfresco CloudまたはAlfresco Digital Business Platformと連携することで、ドキュメントのバージョン管理や証跡が、法規制への対応に適した形式で自動的に記録されるようになり、情報ガバナンスを強化できる。

Alfrescoで情報ガバナンスを強化