ニュース

ユニアデックス、オンプレミスIT機器の導入から保守までを月額料金で提供する「ユニグリーン」を開始

 ユニアデックス株式会社は28日、オンプレミスのITインフラ環境をクラウドのように月額料金で利用可能なサービス「ユニグリーン」を提供開始した。

 ユニグリーンは、これまでは自社の資産としてオンプレミスで運用してきたIT機器(ハードウェアやソフトウェア)について、導入から保守まですべてを月額料金で提供するサービス。日本ヒューレット・パッカード合同会社(HPE)が提供するHPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォームと、ユニアデックスの運用・監視サービスや各種サービスを組み合わせ、システムの導入やミドルウェア/アプリケーション層までの運用・監視、障害対応や障害防止の保守まで、すべてをサービスとして提供する。

 アプリケーション領域までのIT機器の運用・監視や、システムの稼働状況を可視化した使用状況のレポート提出、オンサイトでのシステム環境の点検・診断サービス、使用状況レポートや点検・診断結果を踏まえた改善アドバイス、改善対応、システム構築後からのオンボーディング支援といったメニューを提供する。

 サービスを利用することで、構築・導入費用の月額料金化により初期費用を抑えられ、IT投資費用の標準化と明確化を行い、機器の新規購入や更改時の事務手続きにかかる人的なコストも削減できる。また、オンプレミスで使用しながら、資産のオフバランス化が可能となる。

 適正なサイジングに基づいた月額基本料金で過大投資を防げ、ビジネス拡大によるシステムリソース不足時には、導入時にユニアデックスが用意する予備リソースから即時に従量課金型で利用できる。また、消費電力などを考慮した、環境負荷を低減するシステム構築をユニアデックスが支援する。従来のオンプレミスと同様に機器の設置は、顧客の希望の場所に設置が可能。問い合わせの一元化とシステム運用にかかる顧客の負荷削減が可能になる。

 ユニアデックスは、BIPROGYグループが提供している各種サービスとユニグリーンを組み合わせた新たなソリューションを開発、提供することで顧客の課題解決を支援し、関連売り上げとして5年間で50億円を目指す。