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日本IBM、IBM Securityのアプローチを体感できるショーケースセンター「Cyber Fusion & Innovation Studio」を開設

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は8日、IBM Security製品を含む多数のセキュリティソリューションを連携させた、最新のセキュリティ管理と対策アプローチを体感できるショーケースセンター「Cyber Fusion & Innovation Studio(以下、CyFIS)」を、日本IBM本社内に開設したと発表した。

 CyFISは、顧客のセキュリティ対策の高度化に向け、IBMが提供する先進テクノロジーに加え、多くのサードパーティー製セキュリティソリューションを、マルチクラウド環境でオープンなテクノロジープラットフォームとして融合し、統合型ソリューションとして体感することを目的とした施設。

Cyber Fusion & Innovation Studio(CyFIS)

 顧客は、個別ソリューションの機能比較や実現性を検証できるほか、自社の属する業界や目的・課題ごとに策定されている想定シナリオをベースに、セキュリティ課題の解決策となる共創型ソリューションを、デモを通じて実際に体感し、理解を深められる。

 デモ用の想定シナリオには、クラウド環境の保護、情報漏えい対策、マルウェア/ランサムウェア対策、運用の負荷軽減、リスクの可視化など、企業が直面するITセキュリティ課題のほか、OT(オペレーショナルテクノロジー)セキュリティ課題までを網羅し、多様なビジネスのセキュリティ課題に対応するシナリオを用意する。

 課題が明確な顧客には、その課題解決に即してカスタマイズしたオーダーメイド型のデモも用意する。さらに、顧客のIT環境を想定して構築したセキュリティインフラ上でのサイバー攻撃体験など、実態に即したシミュレーションにも対応する。

 CyFISは、AIやクラウドなどのIBMの最新テクノロジーを顧客が体感できるよう、さまざまな展示コンテンツが常設されている「IBM Innovation Studio Tokyo」の一角に開設された。CyFISは、これらのテクノロジーを支える基盤としてのセキュリティソリューションを共創する場となり、多様な顧客のセキュリティ課題を解決できるよう、今後もデモ内容を順次追加・更新し、顧客が自社ビジネスにとって不可欠なセキュリティソリューションを把握し、理解を深め、セキュリティ対策の高度化を共に実現できるよう支援するとしている。