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富士フイルムビジネスイノベーション、コンパクトサイズでクラウドサービスとの連携を強化した複合機「Apeos」3モデルを発表

 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は20日、複合機/プリンター「Apeos」シリーズの新製品として、クラウドサービスとの連携や、コンパクトなサイズで設置場所の自由度を向上させたデジタルカラー複合機「Apeos C4030/Apeos C3530」と、デジタルモノクロ複合機「Apeos 5330」の3機種を2月10日に発売すると発表した。

 新製品は、小規模オフィスなどスペースの限られた場所でも設置可能なコンパクトなサイズで、新たに高速起動モードを搭載。電源投入後7秒以内で操作できるとともに、低電力モードから利用可能となるまでの復帰時間が1秒のため、店舗や窓口などの顧客対応業務において、顧客を待たせることなく操作開始できるなど、使い勝手を向上させた。

Apeos C4030
Apeos C3530

 また、クラウドサービスとの連携も強化。複合機連携型クラウドサービス「Apeos Cloud Connector」を利用することで、複合機とクラウドサービスを直接つなぎ、オフィスのポータルとして、業務効率化と迅速な情報共有が可能になる。例えば、紙文書をオフィス以外で働く人と共有する際に、PCを使用することなく、複合機でスキャンしてクラウドサービスに直接アップロードするだけで文書共有できるなど、コミュニケーションが迅速かつ便利になる。

 さらに、新製品では、強固な情報セキュリティを必要とする業種でも安心して利用できるよう、米国セキュリティ対応基準「NIST SP800-171」への準拠や、無線LANの新しいプロトコル「WPA3」への対応、最新の暗号化規格に適合したセキュリティチップ「TPM(Trusted Platform Module)2.0」の採用、プリンター起動時のプログラム診断機能の強化など、ネットワーク接続の安全対策や機器に蓄積されているデータの漏えい防止対策を強化した。

 各製品のプリント速度は、Apeos C4030がカラー/モノクロ毎分40枚、Apeos C3530がカラー/モノクロ毎分35枚、Apeos 5330がモノクロ毎分53枚。Apeos C4030/Apeos 5330は、原稿100枚まで積載可能な自動両面原稿送り装置を搭載する。

 製品の標準価格(税別)は、Apeos C4030が85万5000円、Apeos C3530が68万4000円、Apeos 5330が74万1000円。