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IBM、日本市場向けの「ジャパン・イノベーション・ハブ」をフィリピンに開設

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は6日、IBMフィリピンがIBMフィリピン・クライアント・イノベーション・センター(以下、フィリピンCIC)を拡張し、日本の顧客にサービスを提供する拠点、ジャパン・イノベーション・ハブを開設したと発表した。

 ジャパン・イノベーション・ハブは、深い業界知識を持つ人材と革新的なテクノロジー、戦略的なパートナーシップのもとで協業するエコシステムにより、ハイブリッドクラウドとAIを活用し、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速を支援するとしている。

 フィリピンは、アジアの中で経済が急成長している国の一つであり、多くのテクノロジーコンサルティング人材を有していると説明。ジャパン・イノベーション・ハブは、グローバルで展開しているIBMクライアント・イノベーション・センター(CIC)のネットワークを基礎に、テクノロジーとスキル向上のための実証済みのモデルを提供し、業界やプロセスのスキルと、ソリューションの専門知識を組み合わせて、高品質のリモートデリバリーを実現する。

 ジャパン・イノベーション・ハブでは、変化の激しいビジネス環境における顧客の優位性確立に向け、最適なビジネスプロセスを構築し、迅速な意思決定を可能にするために必要なハイブリッドクラウドトランスフォーメーション、アプリケーション管理、人材、サプライチェーン、財務、調達など多岐にわたるサービスを提供する。また、このジャパン・イノベーション・ハブでは、顧客とのコラボレーションや共創を行うIBM Garageの方法論を導入し、ビジネスで着実な成果をあげられるよう支援するとしている。