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日鉄エンジニアリングとブライセン、AI/IoT活用で自立的なプラント操業を目指す「Think Platform」で協業

 日鉄エンジニアリング株式会社と株式会社ブライセンは14日、AI・IoT技術活用により自立的なプラント操業の実現を目指す統合プラットフォーム「Think Platform」️のサービス拡充に向け、開発から運用まで包括的に協業することで合意したと発表した。

 日鉄エンジニアリングは、エンジニアリング(EPC)技術に、オペレーション&メンテナンス(O&M)技術、プロセス制御技術にAI技術を組み合わせて、プラントが最適な状態で自立的に操業を継続することを目指す、統合プラットフォーム「Think Platform」️を構築し2017年から環境・エネルギー分野を中心に、グループ企業が維持管理するプラントに適用し、継続的な開発に取り組んできた。

 ブライセンは、AIの学習に使用する大量の教師データを作成(タグ付け)するアノテーション事業において、自動車メーカー向けなどにデータセントリックサービス、MLOpsサービスを展開している。

 日鉄エンジニアリングでは、Think Platformは、プラント引き渡し後も日々進化する技術を取り入れ、プラントそのものが進化し、最終的には自立的な操業を実現することをコンセプトとしており、サービス拡充にあたっては操業データの利活用や維持管理が鍵になると説明。AI品質向上、運用フェーズでのサービス維持向上などを目的として包括的に協業することで、Think Platformの操業データ解析能力を強化し、プラント操業のさらなる自立化を目指すとしている。

 協業を通じて、日鉄エンジニアリングのプラント設計・操業ノウハウと、ブライセンのデータソリューション技術を融合し、Think Platformのサービスを拡充することで、日鉄エンジニアリンググループが維持管理するプラントだけでなく、他社が操業するプラントや製造業など、広く一般のプラントへサービス展開を進め、安心・安全で持続可能な社会・産業インフラの構築に向け、引き続き貢献していくとしている。

システム概要と協業内容