ニュース

日本ティーマックスソフトとクレイオン、脱メインフレーム後のクラウド運用などを支援するMSPサービスを提供へ

 日本ティーマックスソフト株式会社は11日、韓国Claion(以下、クレイオン)と共同で、クラウドの運用・管理などに関するMSPサービスを提供すると発表した。提供開始は2023年1月10日を予定している。

 日本ティーマックスソフトではこれまでも、レガシーモダナイゼーションソリューション「OpenFrame」を活用し、メインフレーム利用企業の脱メインフレーム、クラウド移行を日本市場で支援してきた。

 しかし、メインフレームの刷新やクラウド移行を成功させても、クラウドを運用するエンジニアや、その後のDX化を推進する人材が不足しているほか、レガシーアプリケーション(COBOL、PL/I、JCLといった言語)を移行した場合は、それらを管理する人材の確保が課題になっていたという。

 そこで今回は、日本ティーマックスソフトが持つレガシーアプリケーションやシステムの維持・運用経験、クレイオンのクラウド運用管理事業者としての技術と経験を生かし、脱メインフレーム・クラウド移行後のクラウドやレガシーアプリケーションの運用、監視、保守などのサービスを提供し、こうした課題を持つ企業を支援するとした。

 具体的には、メインフレームからクラウドに移行した企業のIT環境を24時間365日監視し、障害検知時の自動的な障害一次対応などを行う。また月次レポートや、総合的な問い合わせに対応するサービスデスク、クラウド技術Q&Aなどクラウド環境の運用、レガシーアプリ(COBOL、PL/I、JCL)の維持運用サポートといったメニューも用意する。

 サービス開始時点で対象となるクラウドサービスはAmazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureで、対象は今後拡大する予定。

 なお2社の協業では、日本ティーマックスソフトが営業活動を行い、MSPサービスは2社が共同で提供する。さらに2023年4~6月をめどに、日本において2社共同でマルチクラウド運用センターを設置する予定とした。