弁護士ドットコムとリクルート、法務の規約管理を支援するクラウドサービス「termhub」

　弁護士ドットコム株式会社と株式会社リクルートは、法務の規約管理を支援するSaaS「termhub（タームハブ）」を10月26日より提供開始すると発表した。さまざまな画面、サービスに散らばっている自社の利用規約の管理を集約し、一元管理を行えるのみならず、度のユーザーがどの規約に同意したかをデータベースで管理し、企業が参照できるようにしている。

　termhubは、アプリやWebサイトの利用規約の作成から、当該Webサービスへの掲出、規約の継続的なバージョン管理、ユーザーの同意記録管理までをワンストップで行えるサービス。弁護士ドットコムが培ってきた、クラウド型契約管理サービス「クラウドサイン」などの法務向けSaaSの運営知見や、リーガル領域における専門性と、リクルートの新規事業開発室内のノウハウを組み合わせて開発された。

　具体的には、企業の法務などの管理部門が作成した、Webサイトの各規約の承認申請から掲出、更新までをワンストップで管理可能。termhubのCMSを利用することで、規約を掲載しているWebページ単位、規約のバージョン単位での管理を行えるほか、エンジニアに実装を依頼することなく、法務だけで規約作成、Web画面反映までの作業を完結できるので、規約更新にかかわるステークホルダーのコストを最小限に抑えられるとしている。

　一方、エンドユーザーそれぞれが同意した規約の記録を、バージョン単位でデータベースに蓄積し、必要に応じて企業が閲覧・出力できるようにした。これによって、有事の際のスムーズな対応を支援するとのことだ。