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SRA OSS、透過的データ暗号化(TDE)機能を搭載した「PowerGres Plus V13」を販売

 SRA OSS合同会社は13日、PostgreSQLをベースにした商用データベースソフトウェアのハイエンド製品「PowerGres Plus」について、最新版となる「PowerGres Plus V13」の販売を開始した。

 PowerGresは、PostgreSQLをベースにSRA OSSが開発・販売するデータベース製品。シングル構成、レプリケーション構成、HA構成などに対応したさまざまなラインアップを提供している。PowerGres Plusは、PostgreSQLにはない機能を補完する、機能的ハイエンド製品という位置付けで、富士通株式会社の協力により開発を行っている。

 新版のPowerGres Plus V13は、PostgreSQL 13をベースに、透過的データ暗号化(TDE)機能を搭載。暗号化アルゴリズムAESを用いて、データベースに格納するデータやバックアップデータ、トランザクションログ、一時ファイルを暗号化できる。データは自動的に暗号化、復号されるため、アプリケーションが暗号化を意識する必要はない。また、Intel XeonプロセッサーのAES-NI命令を活用して、暗号化と復号のオーバーヘッドを極小化しているため、パフォーマンスの劣化が極小化される。

 また、マテリアライズドビュー更新の高速化を実現する、pg_ivmモジュールを搭載。Windows版のpg_ivmの提供は、PowerGres Plusが初となるという。

 料金面では、PowerGres Plus V13から、サポート料金体系をCPU数に応じた体系から、インストール数に応じた体系に変更した。これにより、CPUコアを多数備えるエンタープライズ仕様のサーバー環境で、これまで以上の高いコストパフォーマンスを実現できるとしている。

 製品の価格(税込)は、PowerGres Plus V13(Linux版、Windows版)が8万5800円。サポートサービスの価格(税込)は、ビジネスタイムが26万4000円、プレミアムが52万8000円。