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PwCコンサルティング、Google Cloudを活用した次世代SCMの実現に向けた支援を開始

 PwCコンサルティング合同会社は11日、企業に対してGoogle Cloudを利用した次世代サプライチェーンマネジメント(SCM)の実現に向けた支援を開始すると発表した。

 同社では、複雑化する顧客のニーズや価値観、気候変動、持続可能な社会への貢献など、企業が抱えているSCMに関する課題は多く、また、SCMを評価する上で重要な指標である、QCD(Quality、Cost、Delivery)に加え、SCMの改善活動においては考慮しなければならない項目もさらに変化していると説明。こうした状況に対し、有効なインサイト情報を有したGoogle Cloudを活用し、PwCコンサルティングがこれまで積み重ねてきた企業への支援実績を結び付けることで、次世代SCM構築の支援の展開が可能になったとしている。

 PwCコンサルティングの持つ各事例に基づくサービスの提供を中心に、企業が抱えるSCMの課題に対して、実績データとインサイト情報を組み合わせた新たなSCMの価値作りの策定、初期フェーズでのデータ利用イメージの共有による早期のクライアントニーズの収集を実施し、Small Startの範囲でトライ&エラーを繰り返し、段階的なQuickWinの取得、実運用への定着、実運用で出てきた新たな課題の解決支援まで中・長期的な視点で一貫した支援を提供する。

 同社のオペレーションズ部門では、次世代SCMの構築に際して、企業の自社実績データと、Google Cloudが提供するビルド済みのデータソリューションやデータセットを組み合わせたイメージの共有から開始。さらに、各企業のSCMに関連する課題の抽出・分析、課題解決に向けた実績データ収集状況の整理、利用可能なインサイト情報の整備、システムでの 実行イメージの共有を並行して実行、必要な施策の優先順位付け、実運用可能になるようなシステム含めた実行レベルまでを具体化、といったプロセスを展開していく。

 PwCコンサルティングでは今後も、Google Cloudを活用したセミナーやカスタマーワークショップなどの活動を通じ、日本のデジタルサプライチェーン実現を推進していくとしている。