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レノボ、包括的なインフラストラクチャーポートフォリオ「Lenovo Infrastructure Solutions V3」を発表

 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社(以下、レノボ)は4日、最新のエンドツーエンドなインフラストラクチャーソリューション/サービスとして、包括的なポートフォリオ「Lenovo Infrastructure Solutions V3」を発表した。

 Lenovo Infrastructure Solutions V3ポートフォリオは、ThinkSystem、ThinkAgile、ThinkEdgeの次世代サーバー/ストレージシステムで構成され、AMD EPYC、インテル Xeonスケーラブル、Armベースの次世代プロセッサーや、AMD Instinct、NVIDIA GPUとNVIDIA AI Enterpriseソフトウェアに対応。顧客企業はハイブリッド/マルチクラウドの演算環境を対象に、ハイパフォーマンスコンピューティングやAIと、ミッションクリティカルなビジネスワークロードを実行できるとしている。

 ソリューションは、パフォーマンス、セキュリティ、持続可能なコンピューティングの高度な機能に対応し、グローバルなITモダナイゼーションを加速できるよう最適化。業界をリードする数々のイノベーションを採用することで、小売り、製造、金融、ヘルスケア、通信など、さまざまな業界のあらゆる規模の企業を対象として、ハイブリッド/マルチクラウドとエッジの環境で、従来型および人工知能(AI)のワークロードの容易な導入と管理を支援する。

 レノボでは、今回の発表はThinkSystem x86サーバーの30周年を記念するもので、イノベーション志向のオープンなエコシステムを構築し、企業各社をモダンな情報時代へと先導してきた、レノボのエンタープライズ向けコンピューティングテクノロジーの画期的な転換点を意味すると説明。グローバルなデジタル化が加速する中、Lenovo Infrastructure Solutions V3ポートフォリオは、高度な管理機能に加えて、信頼性とセキュリティを強化した独自のオープンアーキテクチャを採用することで、企業が新時代のITを活用できるよう支援するとしている。

 企業の間でハイブリッド/マルチクラウドインフラの構築が進む中、各社が必要としているのは、グローバルなオープンクラウドアーキテクチャを対象とし、アジャイルな導入機能を備えた堅牢なソリューションだと説明。複雑なデータからより迅速に洞察を引き出せるよう、レノボが最適化したソリューションは、統合型のハードウェア、ソフトウェア、サービスを提供することで、あらゆる規模の企業が初期設定不要のエクスペリエンスを得られ、特定のアプリケーションとワークロードに対応した容易な導入が可能になるとしている。

 また、レノボの次世代ThinkAgile V3ハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)ソリューションは、マイクロソフト、Nutanix、VMwareのソフトウェア機能に対応するなど、パートナーのオープンなエコシステムと事前に統合しており、TruScaleインフラストラクチャーサービスによる提供形態を通じて、最高の柔軟性が実現すると説明。顧客企業にとっては、クラウドのような体験の利便性と、従来型のオンプレミスソリューションのセキュリティとコントロールを両立できるとしている。