NTT Com、クラウドストレージとリモートアクセスを一体提供する中小企業向けソリューション

　NTTコミュニケーションズ株式会社（以下、NTT Com）は27日、クラウドストレージとセキュアなリモートアクセスサービスを一体提供する「らくらくソリューション ストレージ・リモートアクセスサービス」を、主に中小企業向けに提供開始すると発表した。

　らくらくソリューション ストレージ・リモートアクセスサービスは、クラウドストレージやリモートアクセスサービスをセットにして提供し、ハイブリッドワークに求められる環境の構築を支援するソリューション。両サービスを一体提供するだけでなく、専用ポータルを用いて、これらの設定やその後の管理を一元的に実施可能なことから、情報システム担当者の負荷軽減も実現するという。

　クラウドストレージを利用して、ストレージをオンプレミスからクラウドに移行することで、運用コストや運用負荷を軽減可能。また、クラウドストレージはデータを国内で安全に管理できるNTT Comのサービスを利用しており、どこからでも容易にデータを参照できる環境を提供できる。さらに、サーバーの容量追加などは前述の専用ポータルから簡単に実施できるとのこと。

　一方のリモートアクセス機能では、セキュリティ機能（UTM機能）をセットで提供し、セキュアな利用を支援するとともに、自宅や外出先といったリモート環境から直接インターネットにアクセスさせる「インターネットブレークアウト」にも対応。ネットワークアクセスの負荷を分散し、快適なネットワーク利用に貢献するとした。

　なおNTT Comが提供するVPNサービス「Arcstar Universal One」を利用している場合は、専用ポータルからの設定で容易に接続でき、リモート環境から社内システムのスムーズな利用を可能にするとのことだ。

　価格例は、クラウドストレージを1TB、リモートアクセスを100ID契約した場合で、月額29万4008円（税込）から。