NTT Comの「Arcstar Universal One Virtual」、4月25日より受付開始

　NTT Comは23日、「Arcstar Universal One」のネットワーク仮想化技術による機能高度化したオプションサービス「Arcstar Universal One Virtual」を発表した。4月25日より国内での申し込みを開始し、5月30日より提供を始める。

　Arcstar Universal One Virtualは、既存のネットワーク環境、端末、ネットワーク機器などに依存することなく、Arcstar Universal Oneやインターネット環境上に、専用アプリやアダプタを利用し、顧客が仮想ネットワークを簡単・迅速に構築（オーバーレイ）できるサービス。

　Windows PCやスマートデバイスなどの端末に仮想ネットワーク接続用の専用アプリをインストールする「アプリタイプ」と、ルータ下部に専用アダプタを設置することで、専用アダプタに接続されている全端末を仮想ネットワークに接続できる「アダプタタイプ」の2種類を用意。「アプリタイプ」は端末数台での利用や端末単位の細かな設定が必要なケースに最適で、価格は月額250円（税別）/ID。「アダプタタイプ」は1拠点で端末数重大を利用するケースに最適で、価格は月額1500円（同）/ID。専用アダプタの購入費が別途必要。

　利用イメージとして、「海外拠点の追加、複数社にまたがるプロジェクトの資料共有、海外出張時などの期間限定アクセスなどにも簡単かつ迅速に、クローズドでセキュアなネットワーク構築が可能」とする。価格例として、工場3拠点、営業所10拠点（各10人）の場合、月額2万9500円（税別）から（工場：アダプタ×1台×3拠点で月額4500円、営業所：アプリ×10ID×10拠点で月額2万5000円）と紹介している。

海外展開・小規模拠点への対応

　提供エリアは日本・米国・シンガポールなど24カ国/地域（2014年4月25日時点）。2014年9月までに29カ国/地域に拡大する予定。

　同社サービスの総合ポータル「NTTコミュニケーションズ ビジネスポータル」にも対応。同ポータルを通じて、ドラッグ＆ドロップで簡単に拠点や端末を追加したり、接続構成を確認したりできる。

ポータル画面