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兼松、スマートフォンでAI画像検査を実行できる「AIPENETモバイル」

 兼松株式会社は17日、スマートフォンを用いて、AI技術を活用した画像検査をどこでも行えるソリューション「AIPENETモバイル」を販売開始したと発表した。商品の外観検査に加えて、モノの数量を計測する用途などでも活用可能という。

 AIPENETモバイルは、Android端末にインストールされたアプリから検査対象を撮影するだけで、事前作成されたAIモデルをもとにした高精度な画像検査判定を即座に行えるソリューション。AIモデルはクラウドで作成する方式で、同じAIモデルを複数の端末にインストールすることも可能だ。

 また、検査結果は外部システムに出力・連携でき、メールやチャットに通知したり、統計情報をダッシュボードで確認したり、といった利用法に対応する。

 加えて、顕微鏡や赤外線カメラなどの周辺機器をAndroid端末に接続すれば、医療や建設など、専門性の高い業種・業務で利用することも可能。例えば、医療現場において顕微鏡や赤外線カメラなどの周辺機器を接続し、検査結果の見落としを防ぐ補助的なツールとして用いるなど、幅広い業種や業務で適用できるとしている。

おわんの種類を検査判定して、それぞれの数量を表示