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インテック、作業工程や設備稼働状況の可視化で工場DXを支援する「課題解決特化型IoTサービス」を提供

 株式会社インテックは1日、製造業向け「課題解決特化型IoTサービス」を8月に提供開始すると発表した。

 課題解決特化型IoTサービスは、製造現場の作業実績入力データや各種センサーデータを収集・蓄積し、作業工程や生産実績、設備稼働状況を可視化するサービス。顧客のニーズに合わせた機能拡張にも対応し、IoTのファーストステップから固有の課題解決まで、工場DXを支援する。

 インテックのIoT導入実績から、顧客のニーズが多かった、1)作業工程進捗状況見える化、2)生産数予実状況見える化、3)設備稼働状況見える化――を標準機能として整備。製造現場で収集したデータを活用し、顧客の課題解決を支援するさまざまな仕組みと可視化手法を提供する。

 さらに、標準機能の活用が進むことで、より課題に特化したデータ分析が必要になってくることに合わせて、センシング項目の追加や、生産管理システムとの連携、インテックの異常検知サービスとの連携など、顧客のニーズに合わせて機能の拡張に対応する。

サービスイメージ

 データの蓄積やWebアプリの提供はクラウド上で行うため、初期費用を抑えながら、速やかにIoTの開始が可能。クラウド上のサーバーレスなサービスを利用することで、システムの保守・運用費用も抑えられる。

 課題解決特化型IoTサービスの料金(税別)は、初期料金が35万円から、月額料金が3万円から。インテックでは、各種AIとの連携による予測・分析や、現場のデータを使いこなすためのデータ活用基盤構築など、顧客のIoT導入効果を最大化する、より価値の高い機能の強化に取り組んでいくとしている。