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インテック、ビッグデータ総合支援サービス「ARQLID」にIoT・AI技術を追加

 株式会社インテックは29日、ビッグデータ総合支援サービス「ARQLID(アークリッド)」にIoT・AI技術を追加し、2017年7月より統合データ活用サービスとして提供を開始すると発表した。

 インテックでは、従来のIT活用は既存業務の省力化が主な目的だったたが、これからのIT活用はIoT技術によってこれまで取得できなかったデータの収集や、そのデータの見える化、さらにAI技術による分析などにより、ビジネスそのものを変革するものへと変わってきていると説明。そこで、ARQLIDにIoT・AI技術を追加し、統合データ活用サービスとして、データ活用による顧客のビジネス変革を支援していくとしている。

 新たなARQLIDは、ビッグデータ・IoT・AI技術を基盤とする統合データ活用サービスとして、商業、医療、製造、金融、農業、交通、観光の7分野および、各分野に共通して利用可能なサービス型ソリューションを提供。また、プラットフォーム(マイクロサービス共通基盤)を活用した顧客独自のオーダーメイドソリューションも提供する。

 ARQLIDには、ビジネス変革や業務課題をスピーディに解決するためのサービス機能が揃っており、これらのサービス機能を提供するプラットフォーム(マイクロサービス共通基盤)を利用することで、データ活用システムの品質の確保/開発コストの削減に加え、最短1カ月からのスピーディな導入を実現。顧客のデータ活用の効果を最大化するため、コンサルティング、導入(改善)、効果検証、サポートまでトータルに支援する。

 従来のビッグデータ総合支援サービスでは、購買データやアクセスログなどのデータから知見を得ることが可能だったが、さらにIoT技術によるリアルタイムのデータ収集や、AI技術による消費者の嗜好・行動傾向の詳細分析が可能になり、最適なプロモーション施策が実現できるとしている。

 インテックでは今後も、ARQLIDに各分野向けのソリューションを追加するとともに、マイクロサービス共通基盤の機能拡張を行っていくとしている。