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パナソニック、頑丈ハンドヘルド端末「TOUGHBOOK」FZ-N1シリーズのフラットモデルを発売

 パナソニック コネクト株式会社は27日、頑丈ハンドヘルド端末「TOUGHBOOK(タフブック)FZ-N1」シリーズのフラットモデル「FZ-N1フラット」を、国内法人向けに8月から順次発売すると発表した。価格はオープン。

 FZ-N1フラットは、ハンディターミナル・スマートデバイスの機能を1台に集約した、軽量でコンパクトな高性能4.7型端末。持ち運びやすいスリムな形状(厚さ18.3mm、重量約255g)を実現。小売業の店頭や配送業など、さまざまな現場で持ち運びやすく、使いやすくした。

FZ-N1フラット

 本体には、リアカメラとエイマー(読み取り対象のポインター)を組み合わせた新開発のバーコードリーダー機能を搭載することで、リアカメラでも正確かつ撮像画面の確認なしでバーコードの読み取りが可能。一般的なバーコード、二次元コードを読み取ることができ、店頭での検品や荷物のスキャンといった用途での作業効率化に貢献する。

 屋外/屋内場所を選ばない頑丈性として、MIL規格準拠の落下試験(180cm・26方向・合板)、耐振動(MIL-STD-810G)、防塵・防滴/防水(IP66/68準拠)、耐高温/耐低温性能は動作時-20℃3~50℃、保管時(非動作時)-30℃~70℃に対応する。

 日差しの強い屋外でも画面が見やすい高輝度液晶や、手袋でも操作できる「高感度近接検知タッチパネル」、水しぶきがついたままでも誤動作しないパナソニック独自の「水滴誤動作防止機能」を搭載し、現場環境に左右されない快適なタッチ操作を実現する。カメラについては、フロントカメラ(500万画素)とリアカメラ(800万画素)を搭載。OSはAndroid 11に対応する。また、バーコードリーダーを斜めに配置し、多くの荷物の連続読み取りに適した「FZ-N1」についても、FZ-N1フラットと同様にAndroid 11に対応した。

 音声通話についても、ノイズサプレッサー機能を搭載し、3つのマイクで「声」と「ノイズ」を自動で切り分け、ノイズ成分を抑えることで、工事現場の騒音(約80dB)下でも快適な音声通話をサポートする。