IIJ、「ラボ型PoC」によりIoTビジネスの創出を支援するMicrosoft AzureのPaaS活用ソリューションを提供

　株式会社インターネットイニシアティブ（以下、IIJ）は20日、IoTビジネスを検討している顧客向けのサービス「IIJ PaaS活用ソリューション with Microsoft Azure」を提供開始した。

　ソリューションは、企業の本格的なIoTシステム展開にあたって、IIJが課題の抽出・整理からPoC環境の整備、検証を行い、顧客が求めるIoTシステムの実現方法の検討、方式決定を支援する。さらに、検証評価を踏まえた本番環境の設計・構築にも対応する。

　多くの企業で利用されているMicrosoft Azure（以下、Azure）のPaaS機能を活用し、IoTの知見を持ったIIJのエンジニアが主体となって検証を推進する「ラボ型PoC」の体制により、顧客側の負荷を抑えながら、短期間で安価に検討や開発を可能にする。

　ラボ型PoCでは、顧客課題を元にした検証テーマの策定、検証実施計画の作成、PoC環境のアーキテクチャ検討、PoC環境の構築を実施。IoTで取得したデータのリアルタイムな処理と自動通知、作業現場機器との双方向通信など、IoTシステムに必要な性能・機能の検証を簡単に行うことができる。

　サービスの料金は50万円（税別）で、対応期間は2カ月。IIJでは、Azureと組み合わせてIoTサービス、ネットワークサービス、クラウド運用管理サービスをワンストップで提供することも可能で、顧客のIoTビジネス創出をトータルにサポートするとしている。