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NSSOL、金融機関向けのクラウドシフト支援サービス「FINARCH」を提供

 日鉄ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は14日、金融機関向けクラウド活用最適化サービス「FINARCH」を7月に提供開始すると発表した。サービスでは、金融機関に求められるセキュリティとガバナンスを維持しながら、オンプレミス環境や仮想集約基盤から、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、プライベートクラウドへのシフトを最短3カ月で実現する。

 NSSOLでは、金融業界においてはメガバンクの積極的なパブリッククラウド活用が業界全体を牽引し、クラウドシフトが加速していると説明。一方、2021年に金融機関50社に対して行った調査では、クラウドシフトが難航する企業が8割で、その一番の課題はセキュリティ・ガバナンスを維持したクラウド設計およびガイドライン策定だったという。

 そこで、NSSOLでは金融機関との取引実績とさまざまな業種にクラウドサービスを提供してきた知見を元に、金融機関に特化したクラウド活用最適化サービスのFINARCHを提供すると説明。メガバンク・メガ証券向けにクラウドサービスを提供・運用してきた経験から、金融機関に求められるセキュリティとガバナンスを維持したクラウド設計・ガイドラインを標準化することで、クラウドシフトを実現するとしている。

FINARCHの提供するクラウドプラットフォーム

 サービス開始時点では、オンプレミス環境、仮想集約基盤から、AWS、Azure、NSSOLのマネージド・クラウドサービスabsonneへのシフトを対象とし、Oracle CloudやGoogle Cloudにも対応を予定する。

 セキュリティ・ガバナンス設計は、金融機関の実績を元に標準化した、利用方針ガイドライン、設計・構築ガイドライン(クラウドデザインパターン)、クラウド運用ガイドラインの3つのガイドラインをミニマムスタンダードとし、企業ごとに個別カスタマイズ可能。グループ会社とのクラウド共同利用を見据えたガイドラインにも対応する。

 パブリッククラウドに限らず、オンプレミス環境を含むITインフラの最適化にも対応。クラウドアセスメントにより、AWS、Azure、Google Cloud、Oracle Cloud、NSSOLのマネージドクラウドサービス「absonne」、オンプレミスの最適なITインフラ構成を提案し、クラウドシフトに向けた企画・コンサルテーションを提供し、クラウド運用サービスによるクラウド移行後の運用業務負荷低減を実現する。

 金融機関のCCoE(Cloud Center of Excellence)強化としては、ガバナンス機構の確立・運営に向けたサービスメニュー・ガイドライン作成、メンテナンス、情報システム業務フロー改善を提供。IT部門の人材不足を補うためのコア業務(企画・運営)支援、クラウド技術進化のトラッキングなどにより、可視化と標準化によるITインフラ業務の品質向上を実現する。