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NSSOL、金融機関の最適な経営管理を支援する統合プラットフォームサービス「ConSeek」

経営管理および金融規制業務にかかる機能とデータを網羅

 日鉄ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は28日、金融機関向けの統合経営管理プラットフォームサービス「ConSeek(コンシーク)」を提供開始したと発表した。ALM・市場リスク管理、収益管理をはじめ、これまでは個別に構築・運用されてきたさまざまな機能を統合した、行内横断の経営管理データ統合基盤として活用できるため、経営方針や市場環境の変化に対応した、最適な経営管理を実現可能になるという。

 ConSeekは、経営管理および金融規制業務にかかる機能とデータをあわせて提供する、金融機関向けのソリューション。従来は個別最適によって構築・運用されてきたALM・市場リスク管理、収益管理、バーゼル規制対応(流動性・自己資本比率算出)、市場系取引管理といった各業務パッケージを、統合されたワンストップソリューションとして提供する。

 同サービスでは、すべての経営管理情報を集約・一元化した統合経営管理データベースを備えているので、経営管理および金融規制対応に適したデータモデルにより、経営管理業務機能の追加や制度変更に対して柔軟に対応できるとのこと。

 また、従来は基幹系システムから業務システム向けに個別開発されていた各種データインターフェイスを、統合経営管理データベースに集約(共通入力データIF)することで、インターフェイス開発にかかるコストを低減できる点も特徴。NSSOLでは、例えば、基幹系システムの更改時に統合経営管理データベースを導入することで、基幹系システム更改に伴う下流システムの変更対応をすべて同データベースが吸収し、多数の業務システムへの影響を極小化できるとしている。

 さらに、統合経営管理データベースに収集したデータを、ConSeekが持つダッシュボード機能を通じて可視化する仕組みを提供する。これにより、例えば、リスクアペタイトフレームワークに基づくリスク管理の高度化や、RORA指標を活用した収益性の確保など、企業価値の向上に活用できるとのこと。