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オプティム、取得した座標をもとに平面図や横断図などを作図できるアプリ「OPTiM Geo Design」を提供

 株式会社オプティムは14日、測量データをもとに平面図、縦断図、横断図を作図するための図形データ作成アプリ「OPTiM Geo Design」を提供すると発表した。スマートフォン向けの3次元測量アプリ「OPTiM Geo Scan」の無料オプションに位置付けられ、OPTiM Geo ScanのWeb版から利用できる。

 OPTiM Geo Scanは、LiDARセンサー搭載のiPhoneとGNSSレシーバー取得の位置情報を組み合わせて、短時間で高精度な測量を行える次元測量アプリ。その無料オプションとして提供されるOPTiM Geo Designでは、やはりOPTiM Geo ScanのオプションであるGNSS測量・くい打ちアプリ「OPTiM Geo Point」などで取得した座標データを、OPTiM Geo Designのマップ上に表示し、任意の点と点を選択することで、簡単に図形を作成できるという。

 具体的には、取得した座標データを地図上に点として表示し、任意の点と点を結んで図形(点、線、多角形)を作成する「図形データ作成機能」を備える。ただし、引き出し線、数値入力などの情報の付加は行えない。

 座標データは、OPTiM Geo Pointでの取得に加えて、CSV形式の座標データを読み込むことも可能。作成された図形データ作成データは、CADソフトウェアなどに対応したDXF形式やシェープファイル形式、GeoJson形式で出力できる。

 なおオプティムによれば、従来、図面を作成する場合は、別途高額な専用ソフトウェアを購入する必要があったほか、こうした製品は機能が充実している反面、操作が複雑で、習得するまでに学習コストがかかるといった課題があったという。しかしOPTiM Geo DesignはシンプルなUIを搭載し、建設現場で使用頻度が高い機能に特化しているため、専門知識がない人や初めて図面を作成する人でも、すぐに操作を覚えて図形データを作成できるとした。

 また前述のように、OPTiM Geo Pointを用いて取得したデータをOPTiM Geo Designでもシームレスに利用できるので、座標データを入力する手間がかからず、測量から図形データ作成までをワンストップで完結できる点もメリットとしている。