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Microsoftが7月の月例パッチ公開、悪用確認済みを含む84件の脆弱性を修正

 日本マイクロソフト株式会社は13日、7月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Office、Skype for Business Server and Microsoft Lync Server、Microsoft Azure-related software、Microsoft Defender for Endpoint for Linux。また、Microsoft Edgeについては、月例の修正パッチとは別のタイミングでアップデートが行われている。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 11/10/8.1、Windows Server 2022/2019/2016/2012 R2/2012)のみ。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで84件で、うち最大深刻度が“緊急”のものが4件。

 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、「Windows CSRSSの特権の昇格(CVE-2022-22047)」については、既に脆弱性の悪用が確認されているとして、マイクロソフトでは早急に更新プログラムを適用するよう呼びかけている。