ニュース

SAPジャパン、企業のサステナビリティ経営への取り組みを支援する「サステナビリティサービスパッケージ」を提供

 SAPジャパン株式会社は11日、企業のサステナビリティ経営を一気通貫で支援する「サステナビリティサービスパッケージ」を提供開始した。

 SAPジャパンでは、サステナビリティへの対応は、企業経営における必須課題となっているが、多くの企業はその取り組みを開始するにあたって、どこから手を付けるべきか分からないという悩みを抱えていると説明。

 新たに提供するサステナビリティサービスパッケージでは、企業がサステナビリティ経営の実現に向けて、SAPソリューションを導入していく際の課題に対して、計画策定からソリューション導入運用までを総合的に支援するとしている。

 サステナビリティアドバイザリーのステップでは、デザインシンキング方法論を使用したワークショップ(オンラインまたはオンサイト)を通じて、サステナビリティに関する顧客固有の目標とユースケースを定義し、優先順位を設定し、計画を策定する。

 サステナビリティアセスメントのステップでは、サステナビリティ戦略(実現したい目標)と実行(技術的な実装)の間のギャップを埋めるためのアクションプランを定義する。サステナビリティに特化した全体分析を実施し、データ、プロセス、統合を評価し、個々の導入ロードマップ策定を支援する。このアセスメントでは、「気候変動への対応」「循環型経済」「サステナビリティレポート」「製品コンプライアンス」「環境」「安全」「衛生」といったスコープに対応できる。

 サステナビリティ導入のステップでは、標準機能による最低限の構築作業を行うクイックスタートサービスにより、早期の機能活用を実現する。クイックスタートサービスは、企業の製品およびバリューチェーン全体のCO2排出量を品目単位で計算・管理できる「SAP Product Footprint Management」のほか、サステナビリティに関する非財務情報の管理を可能にする「SAP Sustainability Control Tower」、持続可能な製品設計を通じて企業の循環型経済への移行を促進する「SAP Responsible Design and Production」に対応する。