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日本IBMとキンドリル、リコーのDX推進に向けた取り組みを支援

基幹系アプリの開発・保守・運用をIBMが、ITインフラの保守・運用と高度化をキンドリルが担当

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)とキンドリルジャパン株式会社(以下、キンドリル)は1日、株式会社リコーのデジタルトランスフォーメーション(DX)加速に向けた支援を提供すると発表した。日本IBMは、リコーグループの基幹業務(設計・生産領域を除く)を支えるアプリケーション開発・保守・運用を担当。一方のキンドリルは、ITインフラの保守・運用を高度化する長期的なアウトソーシング契約を更改したという。

 リコー、日本IBM、キンドリルの3社では、2015年からパートナーシップを継続してきたが、今回はこれを強化。日本IBMは、リコーグループの基幹業務(設計・生産領域を除く)を支えるアプリケーションの開発・保守・運用を担当する。またリコーとキンドリルは、ITインフラに関するアウトソーシング契約を更改した。期間は、2022年1月から2027年3月まで。

 この契約に基づき、日本IBMは、コンサルティングからアプリケーション開発・保守、最先端のテクノロジーまで一貫して提供するパートナーとして、リコーのDX推進を支援するとのこと。またキンドリルは、複雑かつミッションクリティカルなITインフラを設計、構築、管理、モダナイズしてきたな知見やスキルを生かして、ITインフラのDXに取り組み、リコーグループの企業価値の向上を支援するとした。

 なおリコーグループは、アプリケーション開発と、開発したアプリケーションの保守・運用、ITインフラの保守・運用といったさまざまな分野において、標準化や自動化を積極的に採用してさらなる高度化を図り、業務の効率化や、高品質かつ安定したIT環境を目指す考え。

 また、ITのモダナイゼーションを行ってITインフラ全体の最適化に取り組み、例えば、市場の変化に柔軟かつ迅速に対応するためのハイブリッドクラウドへの移行といった、さらなる変革を実施するという。

 3社では、今回の契約の業務領域においてIT保守・運用コスト削減に取り組み、削減されたコストをDXへの投資に転換して、より一層の企業競争力の向上を図るとしている。