コニカミノルタとキンドリル、画像IoTソリューション事業で協業　スマートファクトリーやスマートシティへの取り組みを支援

　コニカミノルタ株式会社とキンドリルジャパン株式会社（以下、キンドリル）は10日、スマートファクトリーやスマートシティ領域において、DX（デジタルトランスフォーメーション）を推進し社会課題を解決するための画像IoTソリューション事業で協業すると発表した。両社が持つ製品やシステム構築のノウハウなどをあわせてソリューション化し、企業や自治体に対して共同で提案活動やシステム構築などを行うという。

　今回、両社が提供するシステムは、さまざまなカメラやデバイスから取得した画像・動画情報を一元管理し、各拠点・組織で共有できるようにするもの。現場（エッジ）再度でAI処理を加えることにより、システム内のネットワークでやり取りするデータ量を抑えつつ、データ量に応じた最適なITインフラ環境を提供するため、負荷増大による既存システムの停止リスクを低減できるとした。

　ソリューション提供にあたっては、コニカミノルタが画像IoTプラットフォーム「FORXAI」を中核に、エッジデバイス、Imaging AI、ビデオマネジメントシステム（VMS）を提供。キンドリルでは、これらのソリューションを組み込んだITインフラの提供や、高品質かつ高度なシステム運用を行うとのこと。

　なお両社では、具体的な提案例として、製造業における、画像を用いた火災・労働災害防止や、設備保全の高度化を挙げたほか、自治体においては、窓口業務の改善による住民サービスの向上などにも活用できると説明している。