シャープ、デジタルサイネージ視聴者の属性をAIで解析する「視聴分析ソリューション」

属性解析および利用シーンのイメージ

　シャープマーケティングジャパン株式会社は9日、デジタルサイネージの視聴者属性をAIで解析する「デジタルサイネージ視聴分析ソリューション」を発表した。シャープ株式会社、およびシャープマーケティングジャパンのデジタルサイネージ配信ソリューション「e-Signage S クラウドサービス」として、6月16日より提供開始する。

　デジタルサイネージ視聴分析ソリューションは、デジタルサイネージの視聴者の属性を解析し、その活用を支援するソリューション。新規設置はもちろん、既設のデジタルサイネージにも対応し、ディスプレイに取り付けたカメラが取得した情報から、クラウド上のAIが「通行者数（トラフィック数）」およびサイネージの「視聴者数（オーディエンス数）」を計測・集計するとともに、視聴者の性別や年齢を解析し、分析レポートとしてWeb上で提供する。

　このレポートでは、集計および解析結果が、設置場所別や時間帯別、コンテンツ別に表やグラフで可視化されるほか、視聴者数の多いサイネージやコンテンツのランキングも提供されるとのこと。

デジタルサイネージ管理者画面（イメージ）

　これらの機能を利用すると、通行者数や視聴者数の多い設置場所や時間帯などを定量的に把握できるとともに、各コンテンツの訴求効果も検証できるため、デジタルサイネージの運用の効率化や情報発信力の強化を図れるとした。

　なお、このソリューションの視聴分析用エンジンには、株式会社ニューフォリアの「Vision Eye」を採用している。