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ArchaicとNTTPC、AIカメラソフトを無償提供 既存の監視カメラをマーケティング用途でも活用可能に

 株式会社Archaicと株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は、NTTPCが運営するAIコラボレーションプログラム「Innovation LAB」での共創活動の一環として、既存の監視カメラをマーケティング用のカメラにも活用できるエッジAIカメラソフトウェア「AI Open Camera」を、6月6日よりArchaicが無料で提供開始すると発表した。

 AI Open Cameraは、マーケティングに必要な機能を備え、既存のIPカメラとPCがあれば簡単に導入できるエッジAIカメラソフトウェアで、導入にあたってはAIの専門知識は不要。PCにAI Open Cameraをダウンロードし、そこに監視カメラをひも付けるだけで、現状の監視カメラをマーケティング用のエッジAIカメラにすることができる。

 既存のIPカメラとPCで利用するため、専用の設備を新たに導入する必要がなく、初期投資が不要な点がメリット。またPCは、ノートPCなどでも動作するようにチューニングされているとのこと。

 対応OSはWindows 10で、CPUは Core i7-8550U(1.80GHz)以上、メモリは8GB以上で利用できる。

 具体的な機能としては、監視カメラの画像をAI Open Cameraがデータ分析し、性別・年齢・来店人数をデータ化する機能を備えた。小売店やイベント会場であれば、来店者の属性や来店人数を見える化できるので、マーケティング戦略や経営戦略の策定に活用可能という。

 また、小売店での購入者のデータ取得に加え、未購入者の属性や行動データを取得することで、新しい販促アイデアにもつなげられるとした。

「AI Open Camera」の映像ページイメージ(左)と、解析ページイメージ(右)