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キヤノンMJ、大企業向けXDRソリューション「ESET PROTECT MDR」を提供

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は11日、法人向けエンドポイントセキュリティ「ESET PROTECTソリューション」の最上位ラインアップとして、大企業向けの「ESET PROTECT MDR」を8月下旬から提供すると発表した。

 ESET PROTECT MDRは、サイバー攻撃からの多層防御に加え、新たに展開するクラウド型XDR(Extended Detection and Response)を中核に、企業のシステム内に侵入したサイバー脅威の検知や封じ込めなどの、迅速な事後対応を実現するソリューション。さらに、運用・支援サービスまでをワンストップで提供する。

「ESET PROTECT MDR」概要図

 ソリューションは、予防・検知・対応を行う「ESET PROTECT Enterprise」と、専任のセキュリティエンジニアにより運用・支援を行う「セキュリティサービス」で構成され、ワンベンダーによる一気通貫の支援により、顧客ごとの環境にあったセキュリティ対策の強化と、被害時の影響最小化を実現するとともに、複雑化するセキュリティ製品の運用負荷の低減を両立するとしている。

 ESET PROTECT Enterpriseでは、予防対策として、クラウドサンドボックスやエンドポイント保護など、ESETの多層防御機構を用いてマルウェアなどの脅威から端末を保護する。さらに事後対応として、XDRを用いて組織内のログデータを収集し、脅威の検知・可視化をすることで、セキュリティ管理者が状況を確認し、速やかに対処できるよう支援する。また、顧客のニーズに合わせて、ESET PROTECT Enterpriseのみの提供にも対応する。

 運用・支援を行う「セキュリティサービス」では、ESETおよびキヤノンMJグループの専任担当により、XDR導入時のチューニングや日々の脅威モニタリングなどを行う「MDRサービス」と、専任のサポートスペシャリストにより、顧客の環境に合わせた設定や更新、トラブル対応やアドバイスを行う「プレミアムサポートサービス」を、24時間365日体制で提供する。

 提供価格は、ESET PROTECT MDRが個別見積もりで、ライセンス数は500から。ESET PROTECT Enterpriseは 1ライセンスあたり年額6500円※2(税別)からで、ライセンス数は100から。

 キヤノンMJでは、ESET製品の国内総販売代理店として、「ESET PROTECTソリューション」を中核に、エンドポイントセキュリティ事業をさらに強化していくと説明。各種セキュリティサービスの強化とクラウドセキュリティの拡充を推し進めることで、セキュリティ事業において2025年に売り上げ485億円を目指すとしている。