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マクニカ、ID運用管理のリスクマネジメントとガバナンスを強化するクラウド型IGA「Saviynt」を提供

 株式会社マクニカは10日、ID運用管理のリスクマネジメントとガバナンスを強化する「Saviynt」の販売における代理店契約を、米Saviyntと締結したと発表した。

 Saviyntは、ID運用管理および関連オペレーションを効率化する、クラウド型のIGA(Identity Governance and Administration)ソリューション。人事システムなどと連携し、ユーザーの属性(役職や部署など)や職務を元に、各アプリケーションへの適切な最小アクセス権限を付与できる。従業員へのアクセスリクエスト機能の提供や、傾向分析による承認タスクの簡素化、アプリケーションやSaaSに対するプロビジョニング(および解除)の自動化が可能で、設定変更のオペレーションコストを削減できる。

 アイデンティティリスク/コンプライアンス順守状況のリアルタイムでの可視化が可能で、事前に定義したポリシーをもとに、アプリケーションやSaaSのアクセス状況とリスクを洗い出し、ポリシーへの合致度を可視化できる。また、各アイデンティティの利用状況の可視化と、職務分掌分析機能による権限違反の棚卸しも行える。

 サードパーティへも同様に、最小権限の付与や、アクセスの可視化や制御が可能。社内外の全組織を、単一プラットフォームで一元的に管理でき、運用コストを削減する。

 マクニカでは、セキュリティモデルを従来の境界型からゼロトラストモデルへ変革する中では、アイデンティティは新しい境界としての役割を持ち、適切なアイデンティティ情報の管理が重要になると説明。Saviyntの取り扱い開始により、IGAも含めたアイデンティティ領域を網羅的に提供できるようになったとして、顧客のゼロトラストの実現に向けて、アイデンティティから、エンドポイントセキュリティ、SASEなど、幅広いソリューションの実装に向けて、伴走型で支援していくとしている。