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ISID、Microsoft Teams向けの従業員エンゲージメント向上アプリ「ENGAGE TAG」を提供

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は25日、従業員エンゲージメント向上を支援するコラボレーションアプリ「ENGAGE TAG(エンゲージタグ)」を、Microsoft Teams利用企業向けに販売開始した。

 ISIDでは、所属する企業に対する従業員の信頼度の高さや、貢献したい気持ちなどを表す「従業員エンゲージメント」について、企業における従業員エンゲージメント向上への貢献を目的に、Microsoft Teams向けアプリケーションとしてENGAGE TAGの開発を進めてきた。開発においては、2021年8月のβ版発表から現在まで、60社を超える企業でインタビューを実施し、今回の製品化に至った。

 ENGAGE TAGは、組織内における“認め合う文化”や“心理的安全性”に着目し、従業員が相互にビジネススキルや趣味・特技などを「タグ」で可視化し、そのタグを手掛かりにした社内人材検索からコンタクトまでを実現するアプリケーション。従来であれば、オフィスなどで立ち話や雑談する中で知り得た情報を、「タグ」として可視化することで、オンラインコミュニケーションの課題である「初対面の人との関係構築」に対する敷居を下げられるとしている。

 登録したタグに、“いいね”や“推薦文”を付記する機能による“認め合う文化”の醸成や、コミュニケーションデータの自動集積による組織内の人材ネットワークや組織の活性度把握などにより、組織パフォーマンス向上に貢献する。また、ENGAGE TAGは、Microsoft Teamsテナント単位で利用するアプリケーションのため、導入においてはMicrosoft Teamsアプリストアからインストール後、自社のオリジナルタグを整備するだけで、すぐにサービスを利用できる。

 プロフィール作成時には、所属部署やビジネススキルといった一般的な項目だけでなく、趣味・特技や興味・関心など、さまざまな情報を柔軟にタグ化して登録できる。また、社員のスキルを「テクニカル(技術)」「ヒューマン(人柄)」「コンセプチュアル(思考)」と3つのカテゴリーで分類することで、人材ポートフォリオとして可視化できる。

タグ付け機能イメージ

 タグについては、仕事をする中で素晴らしいと感じた同僚のスキルに対して、スキルのタグ付け提案が可能。設定したタグに基づいた社員検索に加えて、複数のスキルを掛け合わせた検索も可能で、さらにネットワーク表示機能を使うことで、検索結果の相手と関連するメンバーが表示できるため、新たなプロジェクト発足時のチーム組成検討や、従業員の人材ネットワークの把握などに活用できる。

 また、ENGAGE TAG上でのタグの交換状況や、「いいね」付与の状況などのコミュニケーションデータを個別に数値化・グラフ化することにより、従業員毎のスキルや活動状況、組織の状態を管理者専用のWeb画面で把握できる。

 ENGAGE TAGの価格は、利用人数が300人までのライト版が月額25万円(税別)、利用人数301人以上のエンタープライズ版は要相談。