HCNET、セキュリティを保ちながらリモートメンテナンスを行えるサービス「HCNET CONNECT」

　エイチ・シー・ネットワークス株式会社（以下、HCNET）は5日、クラウド型のリモートメンテナンスサービス「HCNET CONNECT」を提供すると発表した。

　HCNET CONNECTは、迅速に導入でき、セキュリティを保ちながら、現地にいるのと変わらない作業を可能にするリモートメンテナンスサービス。メンテナンス対象の機器があるネットワークに専用ゲートウェイを設置したうえで、メンテナンス作業を行うエンジニアが、クラウドサーバーと携帯キャリア網（LTE網）を経由してゲートウェイに接続し、その管理コンソールから対象機器のメンテナンスを行う仕組みだ。

　ゲートウェイとメンテナンス対象機器との接続は、有線/無線LANとシリアルコンソールに対応。エンジニアはインターネット回線を経由してクラウドサーバーにアクセスするが、その際はHTTPSやRDP、SSHなどの暗号化通信を利用できる。

　さらに、送信元IPアドレスによる接続制限、URL/通信ポートのランダム発行、アクセス情報の履歴取得といったセキュリティ機能を備えているため、個人情報を取り扱う案件や官公庁の案件などのセキュリティ要件が高い案件で、インターネット接続が許可されていなかったり、メンテナンス対象機器が設置されている側の設備（ファイアウォールなど）の設定変更が難しかったりする場合などにも適用できるとした。

　またHCNETでは、LTE網や機器を含めてサービスとして提供することから、工事現場での短期的な利用など、インターネット回線がない場合、あるいは技術員の派遣が間に合わないような、緊急性の高い現場にも適していると説明している。