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NTT Com、ICT戦略の企画立案からシステムの設計・構築、運用・保守をワンストップで対応するマネージドサービス「X Managed」を提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は29日、ICT戦略の企画立案、システムの設計・構築、運用・保守にワンストップで対応するマネージドサービス「X Managed(クロスマネージド)」を、4月1日に提供開始すると発表した。

 X Managedは、ネットワーク、クラウド、セキュリティの3つの領域について、顧客のICT戦略の企画立案と、それに基づくシステムの設計・構築、運用・保守をNTT Comが対応するサービス。NTT Comがマネージドサービスを提供してきた実績をもとに、定型の「スタンダード」と「オプション」、非定型の「プロフェッショナル」の3種類のメニューを提供する。

 「スタンダード」は、システムの死活監視や問い合わせ受付など、顧客共通で必要となる対応を一式で提供する。「オプション」は、ネットワークの経路情報変更作業など、頻繁に発生する要望を定型化した選択型のメニュー。「プロフェッショナル」は、コンサルティングなど定型化できない要望に対応するメニューとなる。

「X Managed」サービスのメニュー構成

 ICT戦略の企画立案から、システムの運用・保守に至る一連のライフサイクルまでワンストップで対応でき、ライフサイクルごとにメニューを準備しているため、局所的な対応やライフサイクル全体にわたる対応のいずれについても選択が可能。顧客の要望に応じてマネージドサービスを導入できるため、コスト最適化や将来的に生じる新たなニーズにも柔軟に対応できるとしている。

 メニューについても、共通で必要となる対応や、頻繁に発生する要望を定型化した選択型のメニューを用意し、オーダーメード式の複雑な仕様検討は不要であるため、容易に導入でき、サービスも安価に提供できると説明。また、定型メニューでは対応できない要望についても、非定型メニューで対応する。サービスの導入により、顧客のTCOを約30%削減することを目標とするとしている。

 サービスでは、NTT Com社内の大規模なプロジェクトへの導入も進む「X Managed Platform」を採用した運用・保守を行う。傾向分析をする機能に強みを持つため、通信トラフィックのデータやシステムのログ情報などをもとに、将来的なシステムトラブルを高精度に予測でき、運用・保守を自動化する機能にも強みを持つため、人手よりも正確かつ迅速な故障箇所の特定などが可能で、システムトラブルが発生した場合の早期復旧を実現するとしている。

 X Managedの価格は要問い合わせ。NTT Comでは、顧客の要望や市場環境に応じて、サービスの継続的な改善や運用・保守の自動化を進める機能開発に取り組むとしている。