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パナソニックIS、ブレインズテクノロジーの企業内検索エンジン「Neuron ES」を販売開始

データの横断検索により散在する社内データの有効活用を支援

 パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)は8日、ブレインズテクノロジー株式会社と代理店契約を締結し、企業内のデータを横断的に一括検索できる企業内検索エンジン「Neuron ES」を販売開始したと発表した。

 Neuron ESは、企業ポータル、ファイルサーバー内の個人フォルダや共有フォルダに加えて、NotesDB、Box、Microsoft SharePointなどのデータを横断検索可能なエンタープライズサーチ製品。こうした、さまざまな場所に散在している社内資料を横断的に一括検索できるという。

 検索エンジンには、オープンソースの「Apache Solr」をベースに独自開発されたものを採用しており、低価格かつ高性能を実現。データのクローリングも高速に行えるとした。

 また、Office文書やPDF文書からサムネイルを生成したり、プレビューを表示したりでき、文書を開くことなくコンテンツの中身を確認可能なため、探し求めている情報により少ない時間でアクセス可能な点も特徴とのこと。

 さらに、管理者向けの分析レポート機能を備えており、よく検索されているキーワードや利用度の高いユーザーなどのログ情報を可視化できるので、組織単位の業務改善につなげられるとした。

 なおパナソニックISでは、2021年8月よりパナソニックグループの社内ポータルに「Neuron ES」を導入し、社内ポータル上の人事・総務情報、業務関連情報、部門情報を横断的に検索できるサービス「Collabo Search(β版)」を開設した。これにより、「社内ポータルの情報が乱立しており欲しい情報にたどり着けない」という以前からの課題が解決し、サービス向上につながったとしている。

 価格は、買い取り型ライセンスの場合で300万円から、サブスクリプション型ライセンスの場合で月額9万円から。パナソニックISでは、社内ポータルやデータ保存場所を多数持つ大手企業を主なターゲットとして展開し、2025年度末までに70社への導入を目指す。