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NECネッツエスアイ、米Tuplのネットワーク自動化ソリューションを通信事業者向けに提供へ

 NECネッツエスアイ株式会社と米Tupl(トゥプル)は22日、AIを活用したネットワークの自動化ソリューションでパートナー契約を締結したと発表した。両社では、これにより、日本国内における通信事業者のネットワーク運用の課題解決を図るという。

 Tuplは、通信ネットワークの運用やカスタマーケア業務を、AIの活用によって自動化するソリューションを有しており、北米や欧州などの大手通信事業者に提供してきた実績を持つ。同社のAIソリューションは、独自のAIエンジンを活用することによって、高度な専門知識を持たずともネットワークの運用や変更、拡張を行える点が特徴で、ネットワーク環境の変化にも柔軟に対応できるとのこと。

 一方、通信事業者の商用ネットワークは、現在、4Gや5Gといった通信規格への対応や提供サービスの多様化、加入端末数の増加などにより複雑化しており、管理コストの上昇や運用の煩雑さが課題になっている。またこうした背景から、通信事業者では、管理コストを抑え、ネットワーク運用が効率的に行えるサービスへのニーズが高まっているとのこと。

 そこでNECネッツエスアイでは、通信事業者向けビジネスで培った実績と経験、マルチベンダー製品の利用によって得た知識やノウハウ、SI力を生かしてTuplのAIソリューションを提供し、通信事業者が抱える前述のような課題の解決や、サービス品質の向上に貢献するとした。

 NECネッツエスアイは、両社のソリューションが連携することにより、オープン化・マルチベンダー化が加速し、複雑化しているネットワーク運用業務の効率化・迅速化を実現する自動化ソリューションを提供可能になると、その価値を説明している。