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りそなHD、NTTデータ、日本IBMの3社、金融デジタルプラットフォームの提供に向けた合弁会社「FinBASE株式会社」設立へ

 株式会社りそなホールディングス(以下、りそなHD)、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(以下、NTTデータ)、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)の3社は7日、金融デジタルプラットフォームの提供を加速するための新会社「FinBASE株式会社」の設立について、合弁契約を締結したと発表した。

 3社では、金融業界において、多くの金融機関と異業種など外部企業をつなぐ金融デジタルプラットフォーム提供のため、検討委員会で具体的な協議・検討を2021年7月から行っており、この事業を引き続き3社で協力して推進していくために必要な合弁会社の設立に向け、合弁契約を締結したとしている。

 事業では、従来の枠組みにとらわれず、さまざまな企業が利用できる、オープンなプラットフォームの提供を目指す。地域金融機関や一般事業法人などの利用企業は、金融デジタルプラットフォームを活用することで、革新的なテクノロジーを有する企業が持つ多種多様なサービスを容易に利用でき、機能提供を行うフィンテック企業などにとっては、自社の機能・サービスを、地域金融機関などの幅広い参加者を通じて日本全国に届けられるとしている。

 合弁会社となるFinBASE株式会社の資本金は1億円。株主構成はりそなHDが80%、NTTデータが10%、日本IBMが10%。設立予定日は2022年4月1日。事業内容は、プラットフォーム参加者の開拓、情報収集および市場調査など。3社では、合弁会社設立の準備を進めるとともに、今後も3社で事業を推進していくとしている。

金融デジタルプラットフォームの全体像