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PwCコンサルティングとBeatrustが提携、ハイブリッドワークの実現を支援

 PwCコンサルティング合同会社(以下、PwC)は6日、Beatrust株式会社と、アフターコロナにおけるハイブリッドワーク実現を支援するために業務提携すると発表した。

 コロナ禍においては、リモートワークとオフィスワークを両立させる働き方、ハイブリッドワークが模索されているが、これを効果的に運用するためには、コミュニケーションやコラボレーションを新しいスタイルへと変革することが不可欠となっているという。

 こうした中で、コンサルティングサービスの提供によって企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援してきたPwCと、組織内協業のための検索プラットフォームを提供するBeatrustが協業し、両社の知見をあわせて、ハイブリッドワーク時代のコミュニケーション/コラボレーションを加速させるデジタルカルチャーの醸成を、包括的に支援するとした。

 具体的には、PwCは、組織・カルチャーのデザイン、働き方のルール/ツールの整備、データ分析によるモニタリングなどにより、ハイブリッドワークの構想策定から実行・運用支援までを全般的に支援する。

 一方のBeatrustは、従業員の経歴・スキルを含むプロフィールの構造化や可視化、互いに知りたいことや知っていることを教え合うことのできるインタラクションの機能を実装した情報プラットフォームにより、部門・職種を超えたナレッジの還流や、コラボレーションの機会を創出するとした。

 また、リモートワークの拡大や、それを背景とした業務のデジタル化により、多くの企業でデジタルツールの導入が進んでいるが、そうしたツールを活用するためのマインドセットやスキル、カルチャーなどを開発・醸成できている企業は少数にとどまっており、ツール導入の効果が十分に現れていないとのこと。

 そこで今回の提携では、PwCの「Digital Scoring」を用いて従業員のデジタルアップスキルや組織文化醸成の阻害要因を発見し、その解決を促すことにより、ハイブリッドワークに求められる、社内のデジタル化推進についても支援可能になるとしている。