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エアーのメール誤送信対策ソフト「WISE Alert 3.8」、Boxを利用したファイル共有に対応

企業の“脱PPAP”を支援

 株式会社エアーは1日、クライアント型メール誤送信対策ソフトウェア「WISE Alert」において、新版「同 3.8」を提供開始すると発表した。企業における“脱PPAP”を支援するため、Boxを使ったファイル共有に対応している。

 WISE Alertは、送信時に表示されるポップアップ画面にて、差出人、宛先、添付ファイルなどの情報を一目で確認でき、メールの誤送信防止などを実現するOutlook向けのアドインソフトウェア。フィッシングメールやビジネスメール詐欺など、受信メールへの注意を促す受信Alert機能も搭載している。また、専用サーバー不要で手軽に導入できる点や、管理者によるポリシー設定など、統一した運用も実現できるとのこと。

 そのWISE Alertではすでに、OneDrive(有償版)を利用したファイル共有に対応しているが、今回はBoxとの連携をサポートした。メールにファイルを添付して送信する時と変わらない手順でファイルを共有できるほか、共有先リンクへのアクセス制限、リンクの有効期限といったBox側の設定もWISE Alertの画面上で行えるため、ユーザビリティを損なうことなく、Boxが持つ高いセキュリティ機能を利用できるという。

 加えて既存機能である、送信前の添付ファイル確認機能、一定時間送信を保留する機能を併用することにより、ファイルの添付間違いなどの誤送信防止も同時に実現するとしている。

 このほか今回の新版では、管理者側でのBcc一括変換、送信メールへの定型メッセージ追加、フェイクアドレスのログ出力など、企業内で統一した運用・管理を行うための機能を拡充したとのこと。