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凸版印刷、リアルとオンライン同時開催イベントで参加者の共感を生み出すソリューション「GX LIVE」を提供

 凸版印刷株式会社は29日、リアルとオンライン同時開催イベントで参加者の共感を生み出すハイブリッドイベントソリューション「GX(Good Xperience) LIVE」を11月から提供開始すると発表した。

 GX LIVEは、オンラインイベントにおける、五感を刺激する体験の不足や一体感の欠如といった課題に対し、五感への訴求(Action)と、参加者の反応を共有すること(Reaction)により、体験価値を深化させ、共感を生み出すソリューション。

GX LIVE概要図

 Actionパートでは、バーチャルスタジオを活用して、実写では難しい表現やブランドの世界観を再現したリッチな映像演出や、立体音響を使用した3次元的に広がる音による臨場感のある体験の提供、ブランドイメージをステージ演出や映像進行にあわせて香りを伝える演出、試食やサンプリングなどブランドの世界観を身近に感じさせる飲食提供、特殊印刷によるさまざまな質感の再現といった手法で、リアルイベントでは当たり前に提供できていた五感を刺激する体験をオンラインイベントでも可能にする。

 Reactionパートにあたる「GX PUSH!」では、イベント中にリアクションとしてスマートフォンやPC画面上に表示される、5つの感情を表すスタンプを押すことで、他の参加者と共感を共有できる機能を提供する。参加者が押したリアクションは、リアル会場のモニターに表示し、オンラインでは配信画面に反映することで一体感のあるイベントを実現する。GX PUSH!は、株式会社MAGENCYが提供する「Sparkup Now!」などと協業して、サービスを提供する。

 また、凸版印刷のCX(顧客体験価値)向上支援サービス「GXスコアリング」を連携することで、これまで定量的に把握することが難しかった、イベント中に「その体験を通じてどのように感じたか」という顧客の情緒的価値を取得、数値化できる。

 GX LIVEの価格(税別)は、ライブ配信が280万円から、バーチャルスタジオ追加の場合は750万円から。凸版印刷では、メーカープロモーション領域に向けて、ソリューションを連携したイベントやプロモーションなどを含むコミュニケーションビジネス全体で、2023年度までに50億円の売り上げを目指す。

GX LIVE活用イメージ図