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Sansan、名刺管理サービス「Eight」の中小企業向け有償プランを「Eight Team」に改称

 Sansan株式会社は16日、従来は「Eight 企業向けプレミアム」の名称で提供されていた名刺アプリ「Eight」の中小企業向けサービスを、「Eight Team」として提供開始すると発表した。

 Sansanでは、名刺を基点としたビジネスネットワークの構築をサポートする名刺アプリ「Eight」に加えて、個人利用を主軸としつつ、個人が登録した名刺情報を企業や団体、グループ内で共有できるサービスとして「Eight 企業向けプレミアム」を提供してきた。その「Eight 企業向けプレミアム」は、スタートアップをはじめとする中小・小規模の企業・団体などを中心に利用されているが、部署やプロジェクトをはじめとするチーム単位で利用されるケースも多く見受けられたという。

 そこで今回は、チーム単位でも手軽に利用できることを明示するため、基本的な機能はそのままに、サービス名称を「Eight Team」に変更した。

 「Eight Team」では、個人のEightにある名刺情報をチームで共有しデータベース化することで、メンバー間での検索・閲覧に対応する。加えて、共有された名刺情報はリスト化してダウンロードでき、メールの一括配信や、年賀状などのあいさつ状送付時の宛名作成などにも活用可能となっている。

チームで名刺情報を共有可能
名刺データのダウンロードに対応

 またEightユーザーの共通の知り合いが可視化される新機能も利用でき、チームメンバーとの人脈共有からだけではなく、共通の知り合いに紹介してもらうことで、Eight上で新たな出会いの機会を得られるため、営業機会の幅を広げられるとしている。

 なお有償のオプション機能として、Eight Teamで管理する名刺情報とCRMアプリケーション「HubSpot CRM」で管理するコンタクト情報の同期機能が提供されており、顧客情報の一元管理を実現するとした。

 価格は、基本使用料が月額1万円(税別)、メンバーの数に応じたアカウント料が1名あたり月額400円(税別)。なおSansanでは、「Eight Team」の利用を促進するためのキャンペーンを、11月15日から12月17日まで実施する。キャンペーン期間中に新規契約した場合は、利用期間内のアカウント料を10名分まで無料で利用できるとのことだ。