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東京商工会議所、中小企業のIT活用推進に向けSansanや日本マイクロソフトなど8社と連携

 東京商工会議所は11日、中小・小規模事業者のIT活用支援を推進するため、11月より実施している「『はじめてIT活用』1万社プロジェクト」を強化すると発表した。Sansan株式会社、日本マイクロソフト株式会社などの8社と新たに提携。各社が取り扱うITツールやサービスを、同所の会員企業向けに「優待プラン」として提供するとともに、それらのツールやサービスに関する活用セミナーの実施、体験ブースの設置などを行うとしている。

 「はじめてIT活用」1万社プロジェクトは、IT未活用・低関心層の60~70代の中小企業経営者をメインターゲットに、商売・業務での“はじめてIT活用”を応援するプロジェクト。東京商工会議所が3年間で1万社に直接アプローチし、ITを「試してみる」「聞いてみる」ことを勧めていくという。

 今回の提携により、各社からは同プロジェクトへの支援が行われる。例えばSansanでは、中小企業向け名刺管理サービス「Eight企業向けプレミアム」の導入・活用を東京商工会議所の会員企業向けに提案するため、優待プランを提供。また、東京商工会議所主催のITツール活用セミナーの実施やイベントでの体験ブースの設置も行うとした。

 また日本マイクロソフトは、生産性向上とリモートワークの実現に向けたIT活用支援を支援するために、Office 365の無料試用版を3カ月提供。さらに、東京商工会議所主催のセミナー、体験ブースにおいて、講師の派遣とOffice 365の活用紹介を行うとのこと。

 このほかの提携企業は、株式会社ユビレジ、株式会社Dounuts、株式会社マネーフォワード、ワウテック株式会社、ビズネット株式会社、凸版印刷株式会社で、各社からも支援が行われる。