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LINE、LINE API×Azureによる小売業界向けソリューションの開発・導入を推進

Azureパートナーと共同で小売業界のDXを支援するプロジェクトを開始

 LINE株式会社は4日、日本マイクロソフト株式会社、およびMicrosoft Azureのパートナー各社と共同で、小売業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援を目的としたプロジェクトを開始すると発表した。

 今回の協業により、LINEのAPIと日本マイクロソフトのクラウドサービス群を掛け合わせたソリューションを開発し、小売における「フリクションレス」「プライスレス」「ボーダーレス」な顧客体験を実現するという。

 このうち「フリクションレス」では、サービスの導入、サービスの新規学習のコストや、顧客体験における摩擦の低減を図る。また「プライスレス」では、高付加価値な願客体験によって、顧客がお金を意識せず、体験だけに集中できる世界観の実現を目指す。「ボーダーレス」では、小売単体ではなく、他業種との連携による顧客体験の創出を図るとしており、例としては、リテール×MaaSによる「Beyond MaaS」を挙げている。

 なおLINEと日本マイクロソフトでは、小売業界向けソリューションの開発、および事業者への導入をワンストップで推進するほか、小売業界のDXにおける新たな顧客体験について、事例の創出を図る考え。具体的には、パートナープログラムを発足させて、このプロジェクトへの参画パートナーを募集し、パートナーを通じた小売向けソリューションの企画、およびパートナーへの開発支援を実施する。あわせて、開発された小売向けソリューションの提案、クライアントへのハンズオンの実施などを行うとのこと。

 さらに、各種イベントへの参加、各社主催のセミナーなど、事例発信を通じたプロモーション支援を行うとともに、プロジェクトの結果から得られたデータを各プラットフォーマー、パートナーと共同で分析するとした。

 このプロジェクトへの参画企業は、現段階では以下の通り。

・株式会社アドインテ
・eBASE株式会社
・株式会社オルターブース
・株式会社Ginco
・株式会社Sun Asterisk
・スキャンディット合同会社
・株式会社セキュア
・ソフトバンク株式会社
・株式会社電通デジタル
・株式会社visumo
・株式会社4U Applications
・Marketing Demo株式会社
・Lazuli株式会社
・株式会社ROMS