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NEC、Microsoft 365などクラウドサービス利用のトラフィック分析を容易にした「WebSAM Network Flow Analyzer 3.0」をリリース

 日本電気株式会社(以下、NEC)は15日、トラフィック分析ソフトウェア「WebSAM Network Flow Analyzer」について、クラウドサービスの通信負荷の可視化・分析を可能とした「WebSAM Network Flow Analyzer 3.0」をリリースした。

 WebSAM Network Flow Analyzerは、ネットワークのトラフィックを分析して、ネットワークフローを可視化し、効率的なシステム運用を実現するソフト。一般的なSNMPによる監視では見ることができなかった、「誰が、どこ宛てに、何の通信を、どれくらい行っているのか」といった通信量の内訳を、NetFlow/IPFIX/sFlowで見える化し、ネットワークの安定運用をサポートする。

 WebSAM Network Flow Analyzer 3.0では、Microsoft 365やBOX、Zoomのなどクラウド通信を識別するための定義を組み込み、導入直後からクラウドサービスの通信負荷に関する可視化・分析を可能とした。どのクラウドサービスの通信がどのくらいの負荷をかけているのか分析することで、オフロードするクラウドサービスの検討や、新規クラウドサービス採用時の負荷調査などが可能になる。

 Microsoft 365の通信については、不定期に更新されるエンドポイントのIPアドレス/ドメイン名を自動追従し、設定変更不要で継続利用できる。

 WebSAM Network Flow Analyzerの価格は、最小構成(20IF版)で58万円から。

WebSAM Network Flow Analyzer

 また、マルチベンダーネットワークをビジュアルに一元管理し、大規模環境にも対応するスケーラビリティを持った運用管理ソフトウェア「WebSAM NetvisorPro V」についても、マルチベンダー対応を強化した「WebSAM NetvisorPro V 9.3」をリリースした。

 WebSAM NetvisorPro Vは、ネットワークの監視・保守・構築などの業務をトータルにサポートし、ネットワークの安定稼働と運用の効率化を実現する。さらに、WebSAM Network Flow Analyzerと連携することで、ネットワークの監視・分析作業をシームレスに行える。

 WebSAM NetvisorPro Vの価格は、最小構成(50ノード版)で45万円から。