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NEC、システム運用管理者向けの運用改善支援ソフトウェアを発売

 日本電気株式会社(NEC)は8日、システム運用管理者向けに運用改善支援ソフトウェア「WebSAM IT Process Operations」の販売を開始した。

 「WebSAM IT Process Operations」は、運用者の作業時間や作業頻度など各種データを自動で収集してサーバーに集約し、従来必要だったコンサルタントなどの専門家によるアセスメントサービスを実施することなく、運用者の作業実績を数値やグラフで把握可能にする。作業時間の推移や作業全体における各作業の割合を基に、改善候補の作業を自動で抽出する機能を備え、運用管理者の業務改善を支援する。

作業の見える化イメージ図

 また、作業手順書の作成支援機能や管理機能により、画像イメージ付きの作業手順書の作成・更新を容易に行え、運用者間での手順書の共有を可能とする。従来、作業手順書を作成していない場合や、作業手順書が一元管理されずに個々人で保管していた場合には、グループ内で手順やノウハウを共有することが困難だったが、製品により常に最新の作業手順書の管理・更新ができるようになり、作業の標準化やミス軽減に貢献する。

手順書作成のイメージ図

 NECでは、製造業など10社と新製品の先行導入を実施。利用した企業からは、作業の所要時間や操作内容の把握、手順書の一元化、手順書から作業時間を計測できる点などについて高い評価を得ているという。

 製品の価格は91万円(税別、3ユーザID)から。出荷日は6月3日。

三柳 英樹