NECの「ネットワーク運用自動化ソリューション」、F5のADCを正式サポート

　F5ネットワークスジャパン株式会社（以下、F5）は11日、日本電気株式会社（以下、NEC）の「ネットワーク運用自動化ソリューション」において、自社のアプリケーションデリバリコントローラ（ADC）製品「BIG-IP Local Traffic Manager」が正式にサポートされたと発表した。

　NECのネットワーク運用自動化ソリューションは、データセンター運用自動化ソフト「WebSAM Network Automation」により、従来技術で構築された既存ネットワーク環境とSDN環境の統合管理を実現するもの。クラウド環境下では、「WebSAM vDC Automation」を追加導入することで、ネットワークに加えてサーバーやストレージといったICTリソースを含め、総合的な運用の自動化を実現できるという。

　今回、F5のBIG-IP Local Traffic Managerが正式にサポートされたことで、データセンターや大企業における、大規模なクラウド環境の構築・運用を行うユーザーが、ネットワークの設定変更の時に機器ごとの手間を省力化できるようになったほか、SDN環境でのネットワークリソースの迅速な提供にも対応した。

　また、ADCリソースをクラウドサービスとして提供可能になるなど、BIG-IP Local Traffic Managerの恩恵を広く受けられ、ネットワーク運用の効率化と、それによるコストの最適化が可能になるとしている。