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キヤノンITSのAI OCRソリューション「CaptureBrain」、kintoneとの連携機能を実装した新バージョンを提供

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は17日、クラウド型AI OCRソリューション「CaptureBrain」について、サイボウズ株式会社の業務改善プラットフォーム「kintone」との連携機能を実装した新バージョンを、10月中旬に提供開始すると発表した。

 CaptureBrainは、手書き書類のデジタル化を支援するクラウド型AI OCRソリューション。キヤノンITS独自の画像処理技術や、株式会社Cogent Labsの「Tegaki」をはじめとする複数のOCRエンジンを組み込むことで、高いOCR読み取り精度を実現し、手作業により実施していた紙帳票の入力作業を効率化する。

CaptureBrain-kintone連携図

 新バージョンの「CaptureBrain V2.1」では、OCR結果を後続システムへ連携させる際の負荷軽減を図るため、kintoneとの連携機能を実装した。キヤノンITSが無償で提供するkintone連携用のマッピングツールを利用することで、kintoneアプリケーションの任意のフィールドに、CaptureBrainで読み取ったOCR結果を連携できる。

 また、顧客からの要望が多かった、PDF帳票ファイルのOCR処理に対応。JPEG、PNG、TIFF形式に加えて、PDF形式の読み取りが可能になり、従来よりも幅広い帳票データのOCR処理が可能になる。

 CaptureBrainの価格(税別)は、初期契約費用が20万円。利用料はSmallプランが月額3万円から、Mediumプランが月額10万円から、Enterpriseプランが月額15万円から。